初心者でも今日できる!セルフジェルネイルのやり方
きれいな状態が長持ちする「ジェルネイル」は今、自宅でも簡単にできるキットが展開され、より身近なものになっています。
セルフジェルネイル初心者や、これまで「難しそう…」というイメージを抱いていた人も、これからご紹介する手順に沿って挑戦してみませんか?
初心者必見!ジェルネイルの魅力とは?
ジェルネイルとは、マニキュアの代わりとして液体状の合成樹脂を塗っていくネイルです。
一般的なネイルとの大きな違いとして、ジェルを塗った後UVライトもしくはLEDライトの光を当て、固める工程があることです。
ライトを当てて硬化することで、ネイルの持ちが良くなりパーツなどもしっかりと固定されます。
個人差はあるものの、おおむね3週間程度ツヤ感や透明感を楽しむことができます。
さらに、固めた直後に爪に触れたり、手を洗ったり、水作業を行ったりすることが出来ます。
匂いもほとんど気にならず、ネイルポリッシュ特有の匂いが苦手な人もジェルネイルならば挑戦しやすいのではないでしょうか。
その1:まずは必要なものをそろえる!
セルフでジェルネイルを行うときには、まず以下のものをすべてそろえましょう。
・カラージェル
まずはジェルネイルに不可欠なジェルを用意しましょう。
多くのブランドから展開されていますので、好みのデザインに合わせて、色合いや質感を選んでください。
・ベースジェル
カラージェルを塗る前に使用する、透明のジェルです。
爪の負担を減らしながら、爪の表面にできるデコボコをなくしキレイに仕上げるための重要な役割を果たします。
・トップジェル
カラージェルを塗ったあと、最後に塗り、仕上がりを美しくするために必要なジェルです。
1つで、ベースジェルとトップジェル両方の役割を果たしてくれる商品もありますので、必要に応じて用意してください。
・ラメ・ホログラム・ストーンなど
理想のデザインを実現するために、必要なアイテムがあれば適宜用意しましょう。
まずは基本の練習がしたいという初心者や、シンプルなデザインがお好みの方は必要ありません。
・LEDライトもしくはUVライト
ジェルを硬化するために使う、セルフジェルネイルの必需品です。
爪の先を包み込んでしっかりと硬化する専用ライトは、1000円代から数万円代まで広い価格で展開されています。
人体への害の少ない光にこだわったもの、硬化時間をしっかり守れるタイマー付きのものなどもあります。
特徴にもこだわりながら選んでくださいね。
・エメリーボード
「ブラックファイル」とも呼ばれており、自爪を削って整えるときに使用します。
グリッド数は、一般的に100G~180G程度が使いやすいとされています。
100G以下は荒く、良いペースで削っていくことができますが人によっては痛みを感じるかもしれません。
200G程になると、細かく使いやすいものの、消耗しやすいという特徴があります。
・バッファー
ジェルネイルに必要な「サンディング」という過程で使います。
クッション性があり、やわらかく使いやすい「スポンジバッファー」が一般的に使用されています。
こちらもエメリーボードと同様、好みに合わせてグリッド数を選ぶことができます。
おすすめは、180G程度のものです。
・アルコール消毒液
・コットン・ガーゼ
消毒や、拭き取り作業などで使用します。
「絶対に用意しないとジェルネイルができない!」というアイテムではありませんが、初心者は用意しておくと焦らずきれいな仕上がりを実現しやすくなります。
また、手のきれいな状態を保つためにも出来るだけ用意する習慣をつけたいものですね。
・ジェルクリーナー
・ウッドスティック
・ブラシ
はみ出したジェルや固まりきらなかったジェルの処理、細かな箇所の調整のために必要なアイテムです。
こちらも、できれば用意しておきたいもの。
デコボコや塗り残し、はみ出しなどがない、きれいな見た目を実現できます。
・キューティクルリムーバー
・プッシャー
この二つは、甘皮処理のために必要です。
甘皮処理は、ジェルネイルの下準備として必ず行いましょう。
プッシャーは甘皮を押し上げるために使いますが、慣れないものの場合、爪や皮膚を傷つけてしまう危険があります。
素材や硬さにもこだわり使いやすいものを探してみてください。
これらのアイテムは、雑貨店やドラッグ1トア、100円ショップ等で購入できます。
さらに「初心者向けセルフジェルネイルキット」として、基本のアイテムがワンセットになったものも展開されています。
価格や使いやすさのような特徴もそれぞれ違うため、いくつかの製品を試しながら使いやすいものを探してみてくださいね。
その2:消毒&準備
さっそくネイルをはじめていきますが、その前にしっかりと手の消毒を行ってください。
慣れないうちは、爪を磨いたり、甘皮を処理したりする過程で手を傷つけてしまう恐れもあります。
このとき、手や使用アイテムが汚れていると傷口から細菌が入り込んでしまいかねません。
アルコール消毒液を使い、爪の周りはもちろんのこと、エメリーボードやプッシャーなどもしっかり消毒してください。
その3:爪の形を整える
エメリーボードを使用して、爪の形を整えていきます。
定番の「ラウンド」や、あえて角ばったフォルムをキープした「スクエア」。
爪の先端にいくほど尖っていく「ポイント」など、爪の形が変わることで印象も大きく変わるため、理想のデザインに合わせてシルエットにもこだわってみてください。
また、先端のとがったフォルムになればなるほど、割れやすくなってしまうため爪の健康状態も考慮しながら形を整えていくといいですね。
その4:甘皮処理をする
事前の大切な準備の一つとして、忘れてはいけないのが「甘皮処理」です。
甘皮とは爪の根元、指と爪の境目にある半透明状の皮膚のこと。
これを取り除くことにより、爪が長く美しく見える等、仕上がりに良い影響を与えてくれます。
甘皮処理のためにはまず、キューティクルリムーバーを爪にしっかりと塗ります。
続いてプッシャーを大体45度程度に当て、こするようにしながら除去していきます。
甘皮は、菌や異物から爪や皮膚を守るためにあるため、やみくもにとりすぎないよう気をつけてください。
また、しつこくやりすぎると出血してしまう場合もありますので、力加減にも注意しながら進めてください。
その5:サンディングをする
続いて、バッファーを使い爪の表面を軽く削っていきます。
サンディングをすることで、自爪の表面に光沢が出て、きれいな仕上がりが実現できます。
サンディングするときは、爪の先端と根元それぞれ1~2mmの辺りだけを削ればOK。
爪の真ん中は、削る必要ありません。
こちらも甘皮処理と同様、しつこくやりすぎたり、強くこすりすぎたりすると爪を痛める危険があります。
やりすぎると爪が薄くなってしまうので、加減しながら進めていきましょう。
その6:ダスト除去をする
サンディングによって出た削り粉(ダスト)を除去します。
専用のブラシを使用することで、爪の細かな箇所に入り込んでしまったダストもキレイに取り除くことができます。
もしくは、やわらかいスポンジやガーゼにアルコール消毒液を含ませて拭き取っていくのも効果的です。
特に、皮膚と爪のあいだにある溝はダストが残りやすいため、しっかり確認しながら取り除いてください。
ダストが残っていると、ジェルの塗りムラやデコボコ質感につながってしまいかねません。
その7:ベースジェルを塗っていく
ここまでの工程で、だいぶ爪がきれいになってきたのではないでしょうか。
いよいよ、ベースジェルを爪全体に乗っていきます。
爪の表面の水分・油分を取り除いたり、自爪を保護して健康な状態をキープしたりする上で欠かせません。
爪がデコボコしている場合に、平らにしてくれる効果もあるため、つるりとした仕上がりが実現できます。
まず爪の真ん中に筆を滑らせ、大部分をしっかり塗っていきます。
続いて右の端、さらに左端という順番で、はみ出さないよう気を付けながら塗り進めていきます。
最後に、「エッジ」と呼ばれる爪の先端部分を湾曲した形に添うように、丁寧に塗ります。
爪の裏側にジェルが流れ込んでしまわないよう、ジェルは少しずつとって、薄く塗ることを心がけてください。
その8:いったん硬化させる
ベースジェルを塗った段階で、一度ライトに当てて硬化させましょう。
硬化に必要な時間は、ジェルやライトによってさまざまです。
注意書きをよく読んで、適切な時間を硬化に費やしてください。
ベースジェルを塗る→硬化させるという過程は、基本的には一度で問題ありませんが、爪が弱い人の場合には2~3度繰り返してください。
その9:カラージェルを塗っていく
続いて、メインのカラーを塗っていきましょう。
ポイントは、なるべく薄く丁寧に塗っていくことです。
厚塗りすると、表面がデコボコしてしまうなど見栄えが悪くなってしまいます。
ベースジェルと同様、順序立てた上でエッジや爪の際までしっかりと塗り進めてください。
ホログラムなどのパーツを載せたい場合には、カラージェルをしっかり塗った後に載せていきます。
爪の端にはみだしてしまったジェルは、ウッドスティックを使用して落としていきます。
はみ出したジェルを放置し、硬化させてしまうと仕上がりに大きく影響してしまいます。
初心者は特に、はみ出したらすぐに除去する習慣をつけましょう。
その10:しっかり硬化させる
凝ったデザインに挑戦するときなどは。、指一本ずつ塗る→硬化させる、というペースでもいいでしょう。
また、ライトによっては数本一緒に硬化させるのが難しい場合もありますので、「面倒だから…」とまとめて硬化させず、一本ずつ丁寧に行うクセをつけましょう。
その11:トップジェルを塗る
トップジェルを塗ることで、表面がつややかにコーティングされ、ネイルの持ちも良くなります。
ホログラムやストーンなどを載せる場合、しっかりと爪に固定させる役割もトップジェルが果たしてくれます。
パーツを包み込むように、何度も丁寧に重ね塗り→硬化の作業を繰り返しながら、カラーやパーツを定着させていきましょう。
その12:十分に硬化させる
これが最後の硬化作業になります。
何度もライトに当てる作業を繰り返していると、次第に雑になってしまうかもしれません。
しかし、硬化時間が足りないことでパーツが取れてしまったり、表面が曇ってしまったり、イメージから離れたくすんだ色になってしまったり…というトラブルも起きかねません。
ここまでの作業が水の泡になってしまわないよう、ジェルに合った硬化時間を守って、丁寧に硬化作業を行いましょう。
音楽を聴きながら、映画を見ながらなど…退屈にならない工夫をすることで、待ち時間も楽しくジェルネイルを進めていくことができます。
その13:ジェルを拭き取る
これが最後の仕上げ作業です。
ジェルクリーナーをコットンに含ませ、固まりきらなかったジェルを拭き取っていきましょう。
「ノンワイプトップジェル」というジェルの場合、未硬化のジェルが出ませんので拭き取り作業が不要になります。
ジェルネイルをオフするときはどうすればいい?
ジェルネイルをセルフでオフする場合は、専用のリムーバーかアセトンを使用します。
一般的なマニキュアで使用される除光液では、ジェルネイルを落とすことができませんので注意してください。
また、強引にはがしたり、やすりで削ったりしていくと自爪までがはがれてしまう危険がありますので、絶対やめてください。
ジェルリムーバーは、雑貨店、ドラッグストア、100円ショップなど手に入ります。
リムーバー(アセトン)をコットンに含ませ、爪に載せます。
その後、コットンを固定した状態で指先をアルミホイルで巻いていきます。
アルミホイルによってリムーバーの蒸発が防止されますので、この状態で10分程度放置し、はがれたジェルを除去すればOKです。
なかなかはがれにくい場合は、放置時間を伸ばしたり、指先を温めたりしてジェルが浮いてくるのを待ちましょう。
時間がかかるからと言って、強引にはがすのはNGです。
セルフでジェルネイルを楽しむとき、オフするときの注意点
ジェルネイルをした後やオフした後は、手から油分や水分が奪われやすく、乾燥状態になりかねません。
必ず保湿するように心がけましょう。
ジェルネイルはすぐ固まるため、一般的なマニキュアのように触れることはがれる、ゆがむ心配がありません。
ハンドクリームや爪専用の保湿商品を利用して、十分に労わってあげることも忘れないでください。
まとめ
「難しい」と思われがちなセルフジェルネイルですが、工程を覚えてしまえば驚くほどシンプルに、きれいで長持ちするネイルが実現できるはず。
使用アイテムは単価が安く、一度購入すれば長く使えるものも少なくありません。
低コストでハイクオリティが実現できるセルフジェルネイルは、挑戦しなければ損。
この機会に、チャレンジしてみましょう!